僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、
その子をつかまえることなんだ――つまり、
子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。
そんなときに僕は、どっかから、さっととび出して行って、
その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。
一日じゅう、それだけをやればいいんだな。
ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。
――J・D・サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』より
シナリオスペック
- タイプ:特殊型
- PL人数:1人
- リミット:3サイクル
- ワールドセッティング:狂騒の二〇年代
ハンドアウト
PC1【使命】
君はライ麦畑の捕手だ。ここには大人は君以外にいない。
君の【使命】であり仕事は、ライ麦畑を駆け回る子供たちを、
崖から落ちる前に捕まえて助けることだ。
PC1【秘密】
[ショック:なし]
いつからここにいるんだっけ。どうしてここにいるんだっけ。
よく覚えていない。
それでも君は、この仕事に強い使命感を持っている。
シナリオの舞台
経済的に繁栄し、消費文化が花開いた1920年代アメリカ。
それは一方で、社会にいびつな影を産んでもいました。しかし、そんなことは今のあなたには関係がありません。
ここはどこまでも続くライ麦畑の世界なのですから。