インセイン「幽霊になって帰ってきた兄に隠し子できてた」

 ――突然現れたのは、何年も前に家を出ていった兄だった。
 今さら何を、と文句を言う前に相手が口を開く。
「ごめん、俺死んだんだわ」
 ……は?
「そこで頼みがあるんだが」
 ……は?

「お前……親父の葬式にも帰ってこなかったくせに――!」
「ごめんて」

シナリオスペック

  • タイプ:協力型
  • PL人数:3人
  • リミット:3サイクル
  • ワールドセッティング:本当は怖い現代日本

PCハンドアウト

PC1【使命】
あなたはPC2と血が繋がった弟/妹だ。
家を飛び出した傍迷惑な長男に代わり、ずっと家族を支えてきた。
昔から霊感は強い方だったが、死んだ兄の面倒事まで背負い込むことになるとは。
あなたの【使命】は、この事態の収拾をつけることだ。
PC2【使命】
あなたはPC1と血が繋がった兄だ。
なんやかんやあって家を飛び出し、長らく音信不通だったのだが、ひき逃げに遭い死んでしまった。
幽霊となってしまった今、心残りはたった一人の我が子であるPC3のことだ。
あなたの【使命】は、PC1にPC3を保護してもらうことだ。
PC3【使命】
あなたはPC2と血が繋がった子供だ。父と二人で慎ましく暮らしてきた。
帰りの遅い父を待ち続けていたあなたの前に現れたのはPC1だった。
PC1はPC2が死んだのだと言う。何が起こっている?
あなたの【使命】は、PC2に起きたことを確かめることだ。
※PC3の年齢は5歳~15歳程度を想定しています。少なくともPC3が生まれる前には、PC2は家を出ていたということになります。
※PC3は母親(PC2の妻または恋人)とは離別しており、頼れる親類は他にいません。
※PC2は幽霊です。多少は不思議な力が使えても構いませんが、重いものを持ち上げたり、霊感のあるPC1以外の人間とコミュニケーションをすることは難しいでしょう。PC3とも意思疎通はできないので、情報の譲渡などはRPを工夫してもらうか、GMがシステム的に処理します。また、いくつかのハンドアウトの調査判定に制限がかかります。

シナリオ公開

リンク先にはGM向けのシナリオ情報があります。
読むとPLとして遊ぶことができなくなります。
Googleドキュメント

また、有志の方により外国語に翻訳いただいております。ありがとうございます。
아보카도크림さんによる韓国語翻訳版
カサキノコさんによる中国語翻訳版